新しくRaspberryPiを購入しました。
これで家にあるRaspberryPiは2台になりました。
1台はサーバとして運用していて、新しいRaspberryPiもいっぱい遊んでからサーバとして運用するつもりです。
RaspberryPiのOSの選択肢は多岐にわたります。
私は過去にRaspberryPiのOSとして、Windows10 IoT、ArchLinux、Raspbianを使ったことがあるのですが、個人的に一番良いと思ったのがRaspbianです。
ということで今回は改めてRaspberryPiのOS「Raspbian」のインストール方法を紹介していきたいと思います。
環境はLinuxのLinuxMintで行いました。Ubuntuでも手順は変わらないと思います。
Contents
準備するもの
Raspbianインストールに必要なものは以下のとおりです。
- microSDカード(←8GB以上、私は128GBのものを使いました)
- ネットワーク環境
インストール方法
では本題のインストール方法です。
今回インストールするのは「Raspbian Stretch」というものです。
Raspbianにはいくつかエディションがあるみたいで、今回はstretchのインストール方法を紹介します。
公式サイトにインストール方法を解説しているページがあったので、これをそのまま実行した感じです。
INSTALLING OPERATING SYSTEM IMAGES ON LINUX
zipファイルダウンロード
公式サイトから〇〇-raspbian-stretch.zipをダウンロードします。
〇〇の部分はリリース日付が入ります。
私の場合は、2017-11-29-raspbian-stretch.zipになります。
以下の画像の赤で囲った部分をクリックするとダウンロードが開始されます。

SDカードのデバイス名を検索
下記コマンドを実行し、現在マウントされているデバイスを表示します。
df -h
準備したSDカードをPCに接続し、もう一度下記コマンドを実行します。
df -h
1回目と2回目の差分がSDカードのデバイス名になります。
「/dev/sdX1」のような名前になっているはずです。
私の環境では「/dev/sdb1」と表示されていました。
複数行あった場合は、SDカードは複数のパーティションで分割されているということです。
ちなみにSDカードをフォーマットしたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください(LinuxMintを使っている方は参考になると思います)
(ファイルシステムはext4でフォーマットします)
ちなみに私が使用したSDカードは以下のものです。フォーマットする際はアダプタも使用しました。
SDカードアンマウント
デバイス名がわかったら、これをアンマウントする必要があります。
アンマウントするには下記コマンドを実行します。
umount /dev/sdX1
パーティションで分割されている場合は、すべてアンマウントする必要があります。
イメージファイルをSDカードに書き込み
公式サイトからダウンロードしてきたファイルはzipファイルなので、解凍してSDカードに書き込みます。
以下のコマンドはzipファイルを解凍し、出力をddコマンドにパイプさせています。これで解凍されたイメージファイルをSDカードに書き込むことができます。
unzip -p 2017-11-29-raspbian-stretch.zip | sudo dd of=/dev/sdX bs=4M conv=fsync
少しコマンドの説明です。
- unzip:zipファイル名は適宜変更してください。
- of:前節で検索したSDカードのデバイス名を入れます。
- bs:ブロックサイズを指定します。1Mとかでもいいですが、公式サイトによると4M推奨みたいです。(1Mに比べて書き込みに時間がかかるみたいです)
- conv:メタ情報を書き込みます。
SDカード取り出し
書き込み完了後、下記コマンドを実行して、キャッシュをフラッシュします。
sync
コマンド実行後、SDカードを抜き取ります。
以上でRaspbianインストールは完了です。
お疲れ様でした。
コメントを残す