高機能テキストエディタAtomは、パッケージをインストールすることで様々な機能を拡張することができます。
ここで、複数のPCを所有していて、それぞれに入っているAtomに同じ設定をしたい場合があります。
そんな時にいちいち同じパッケージをインストールしたりするのは面倒です。
そこで今回は、Atomの設定をGitHub経由で同期する方法を紹介していきたいと思います。
Contents
準備するもの
- Atom
- GitHubアカウント(Gistを使用します)
※GitHubアカウントの作成方法についての説明は省略します。
ちなみにAtomのインストール方法については以下の記事を参考にしてみてください(Windows10、Ubuntu、LinuxMint等で参考になると思います)
同期準備
sync-settingsパッケージインストール
まずはAtomでsync-settingsパッケージをインストールします。
メニューバーから[編集]→[環境設定]を選択します。

「sync-settings」で検索し、インストールします。

しかし、ここでインストールが完了すると警告メッセージが表示されます。

パーソナルアクセストークンやGistIDが必要みたいです。
ちなみにsync-settingsの設定画面の表示方法は、Packagesからsync-settingsを探し、「Settings」をクリックします。

設定画面では、下の画像のようにパーソナルアクセストークンやGistIDを入力する箇所があります。

パーソナルアクセストークンやGistIDを取得したら、ここに入力することになります。
というわけでこれらを取得していきます。
パーソナルアクセストークン取得
New personal access tokenのページにアクセスし、パーソナルアクセストークンを取得します。
まず、Token descriptionですが、これはトークンの説明を記入します。

そして、ページ下部にある「Generate token」ボタンをクリックします。
すると、下のような画面が表示されるので、赤で囲っているボタンをクリックしてIDをコピーします(この画面は二度と表示できないみたいなので必ずコピーしてください)

コピーしたIDをsync-settingsの設定画面の赤で囲っている箇所に入力します。

GistID取得
Create a new Gistのページにアクセスし、GistIDを取得します。
ファイル名も内容も適当なものを入力します。

入力できたら「Create public gist」ボタンを押します。
(非公開にしたい場合は「Create secret gist」をクリックします)
表示された画面のURLに着目します。
URLは「https://gist.github.com/ユーザ名/XXXXX」のようになっているはずです。
このユーザ名の後の「XXXXX」の部分がGistIDになります。
ということで、この「XXXXX」の部分をコピーして、下の画面(sync-settingsの設定画面)の赤で囲っている箇所に貼り付けます。

長かったですが、準備はとりあえず終わりました。
次は共有方法です。
Atom設定共有方法
GistにAtom設定をアップロード
「Ctrl + Shift + p」でコマンドパレットを開き、「sync」と入力します。
下の画面のように候補が出てくるので「Sync Settings: Backup」を選択します。

しばらくすると、以下のようなアップロード成功メッセージが表示されます。

これでアップロードは完了です。
GistからAtom設定をダウンロード
Atom設定を共有したいPC(共有先PC)では、前節と同様の手順でsync-settingsをインストールし、すでに取得しているパーソナルアクセストークンやGistIDを入力します。
「Ctrl + Shift + p」でコマンドパレットを開き、「sync」と入力します。
下の画面のように候補が出てくるので「Sync Settings: Restore」を選択します。

下の画像のような表示になれば、あとは完了するのを待つだけです。
(ちなみに私の場合、共有元PCはLinuxMint、共有先PCはWindowsです)

青色のメッセージが全て消えれば同期完了です。
[…] 同期の方法はこっち:Githubを用いたAtomエディタの同期 […]